私たちの生活に欠かせない食事。食べすぎたり栄養が偏ったりすると、肥満や心臓病、脳卒中、がんなど生活習慣病のリスクが高まります。さらに最近の研究では、心の不調についても食事が関係していることがわかってきました。では、どういった食事が心に影響をおよぼすのでしょうか。
『うつ病の毎日ごはん』『こころに効く精神栄養学』などの書籍を出版されている帝京大学医学部附属病院メンタルヘルス科の功刀浩先生に、心と食事の関係についてお聞きしました。
- 教えてくれるのは…
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- 功刀 浩(くぬぎ ひろし)先生
- 帝京大学医学部附属病院 メンタルヘルス科 主任教授
1986年に東京大学医学部を卒業。国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター神経研究所 疾病研究第三部部長、気分障害先端治療センター長などを務めた後、2020年より帝京大学医学部精神神経科学講座の教授となる。統合失調症、うつ病・双極性障害、栄養学的治療を専門としている。著書に『心の病を治す 食事・運動・睡眠の整え方』(翔泳社)『こころに効く精神栄養学』(女子栄養大学出版部)などがある。