世紀の大発見!これが究極のもの忘れ予防術
買い物リストなど、日常で必要な記憶を助けてくれる便利な方法なので、ぜひコツを覚えて今日の買い物から実践してみてください。
ストーリー法とは、覚えるものを使って物語(ストーリー)を作るという記憶術。冒頭のストーリーは、赤字で書かれた3つのものを覚えるために作った物語の例です。基本的な手順はいたって簡単です。
「トイレットペーパー」が1個でもまとめて売られている状態でも、自分が思い出しやすければどんなイメージでもOK。
起承転結を考えたり、きれいなお話にしたりする必要はありません。
それ以上になると話が長く壮大になって、途中の単語が抜けてしまったり、話を考えるのに時間がかかりすぎたりすることも。
急に「奇想天外なストーリー」と言われても…と困ってしまう人のために、ストーリーの例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
【買ってくるもの】
玉ねぎ、牛乳、マヨネーズ、片栗粉、きゅうりの漬物
【ストーリーの例】
玉ねぎを投げたら牛乳パックが倒れて牛乳がこぼれたのでマヨネーズを絞って土手を作ってせき止めた。空からは片栗粉が降ってきて、きゅうり畑に積もり、収穫すると漬物になった。
【買ってくるもの】
シャンプー、ラップ、ウエットティッシュ、目薬
【ストーリーの例】
シャンプーまみれの床で滑って転び、ケガをしたのでラップで巻いて血を止めて、歩いていると道にウエットティッシュが散らばっていたので拾って目薬でウエットティッシュを湿らせた。
【監修】青木 健さん
(日本メモリースポーツ協会会長)
記憶力を競うメモリースポーツのトップ
アスリート。著書に『記憶力日本チャンピオンの 超効率 すごい記憶術』(総合法令出版)など。
ヘルス・グラフィックマガジンvol.43
「もの忘れ」より転載(2022年3月15日発行)