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日本では約4000万台、実に1~2世帯に1台の割合で普及している家庭血圧計。健診などでは見つからない高血圧(仮面高血圧)を見つけるためにも、ぜひとも家庭での測定を日課にしたいものですが、ちょっとしたことで容易に変動する血圧を正しく測るには、守るべきルールがあるんです。せっかく測るなら正しい測り方で、自分の「本当の血圧」をしっかり把握しませんか?
1週間の平均血圧が、上の血圧135mmHg以上または下の血圧85mmHg以上の人は、持続性高血圧または仮面高血圧の可能性あり。記録を持ってまずは一度、医療機関(内科)の受診を。上の血圧が125mmHg以上の人は特に注意の“高血圧予備軍”です。生活習慣を見直しつつ引き続き測定を。
※原則的な測り方を紹介しています。医師から指示を受けている方はそちらに従ってください。
※日本高血圧学会は家庭血圧の測定に上腕で測るタイプの血圧計(上腕式血圧計)を推奨していることから、本誌でも上腕式血圧計における測定を前提としています。
【監修】 久代 登志男 先生
(一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長/日野原記念クリニック所長)
高血圧診療のエキスパート。健診を通じ、血圧ケアのアドバイスや診療、健康支援を行う。監修書に『健康図解 今すぐできる! 高血圧を下げる40のルール』(学研)など多数。
ヘルス・グラフィックマガジンvol.36
「高血圧」より転載(2019年12月16日発行)