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モデル・石井亜美 ポジティブマインドは「しなやかな体」から!

「あみしぃ」の愛称で、「日本一親しみやすいモデル」「ハッピーダイエッター」として活躍する石井亜美さん。自身のYouTubeチャンネルではストレッチやマッサージの動画が大人気で、20~40代の女性たちから支持を集めています。

今回は、そんな石井さんに「骨と筋肉」にまつわる日々の習慣、そこから生まれるポジティブマインドについて伺いました。運動習慣がある人はもちろん、ストレッチやマッサージがなかなか続けられないという人も、自分の体との向き合い方が変わるかもしれません。

石井亜美さん

「日本一親しみやすいモデル」として、メイク・ファッション・エクササイズなど「為になる!ハッピーになる!」をテーマにYouTubeを発信し、大人気に。チャンネル登録者数は50万人を超え、多くの女性からの支持を集めている。初の書籍となる『日本一親しみやすいモデルが教える 太らない体のつくり方』(KADOKAWA)も発売中。

INDEX
まっすぐに伸びた背筋がハッピーオーラの秘訣
疲れを自覚できていない人って案外多いのかも?
大事なのは誰かと比べず、自分を客観的に見つめること
「生きているだけですでに頑張っている」。そんな自分にストレッチのごほうびを

まっすぐに伸びた背筋がハッピーオーラの秘訣

―今回のHELiCOの特集テーマ、「骨と筋肉」という言葉を聞いてどう感じましたか?

石井さん:10歳からクラシックバレエを習っていたので、これまで意識的に、自分の体と向き合ったり、動かしたりしてきました。改めて振り返ると、私の人生において「骨と筋肉」は切っても切れないテーマですね(笑)。

―バレエのレッスンって、美しい姿勢をキープしたり、体をしなやかに伸ばしたりするイメージがあります。バレエの経験が、いい意味でいまの体づくりに影響していそうですね。

石井さん:きれいな姿勢を保つには、それを支える骨と筋肉が必要ですよね。私は日ごろの生活でも「頭のてっぺんを天井から引っ張られているイメージ」をもつようにしています。電車に乗っているときって、気を抜くと上半身が前傾して、背骨が曲がった状態でスマホをいじっていたりするじゃないですか。そういうときに「いかんいかん!」と、骨盤を立たせて背筋を伸ばすようにしていますね。

―先ほど石井さんがいらっしゃったとき、背筋がピンと伸びているせいか、すごく明るいオーラが漂っていました。

石井さん:ありがとうございます。姿勢がいいと、それだけできちんとした雰囲気や清潔感のある印象を人に与えられますよね。私はモデルとしていろいろな服を着ますが、姿勢がいいと服をよりきれいに見せることができるし、やっぱり大事だなぁって感じています。それに、心と体はつながっているので、どちらともちゃんと向き合って、大切にすることが、ハッピーオーラにつながるんじゃないかなと思っています。

―意識的に体を動かしたりすることが、心身の健やかさに関係していると実感されているんですね。

石井さん:100%関係しているって思います! 気持ちを前向きにするには、体を疲れさせないことが大事。背骨が正しい位置で整っている方が内臓の働きがよくなって消化もスムーズになる気がします。そういう諸々の効果が、結果として明るいマインドや豊かな生活をつくるはずです。

―「明るいマインドは骨と筋肉から!」ともいえるのかもしれませんね。

石井さん:本当にそう思いますよ!

疲れを自覚できていない人って案外多いのかも?

―YouTubeでエクササイズの動画などを配信するなかで、ファンの方々からもらったうれしいリアクションはありますか?

石井さん:私のチャンネルを観てくださっているのは同世代の女性が多く、「産後の体の変化に戸惑っていたけれど、あみしぃの動画で筋肉をほぐす習慣がついて、心身の調子がよくなった」といったコメントをいただいたのはうれしかったですね。やっぱり、体の疲れがとれると心もポジティブになれるじゃないですか。「健康のことを考えるようになったら気持ちが明るくなった」といったコメントをいただくと、私もやっていてよかったなって思えるんです。

石井さん:やっぱり体を動かすことを習慣にするのって大事。私はストレッチやマッサージが日課になっているので、日々の自分の体の変化に気づきやすいかもしれません。足ひとつをとっても、むくんでいるとか、筋肉が張っているとかがわかりますし、マイナスな状態なら、プラスに持っていこうとなるんですよね。でも、自分が疲れているかどうかわからない方って、じつはけっこう多い気がします。

―確かに……。たまにプロにマッサージしてもらうと「すごくむくんでますね」と言われて、そこでやっと気づくことも多いです(笑)。

石井さん:そうですよね。まずは自分の体がほぐれた、いい状態を知ることがスタートなんです。でもこれって、日ごろから自分の体に触れていないとなかなかわからない。だから、私は毎日マッサージやストレッチをしています。YouTubeチャンネルで「しなやかな体をつくる毎日の9分間ストレッチ」というメニューを用意しているのですが、これを毎日の習慣にしてくださっている方がめちゃくちゃ多くて。全然つらくないし、本当に気持ち良いので、それこそ宅トレみたいな感じでやってみてもらえたら、うれしいです。

 
▼「しなやかな体をつくる毎日の9分間ストレッチ」の動画はこちらをチェック!

 
石井さん:それから、疲れをためないためにはプロの力を借りることも大切です。私は週に一度、信頼している鍼灸師の先生に体をほぐしてもらっていますが、その先生は「疲れが限界を超える前に来て」って話していました(笑)。日ごろからケアし続けないとやっぱり体ってガタが来ちゃうので、つねに疲れをどう癒すかを考えていきたいですね。

石井さん:体を動かす習慣が身につかない理由として、特にストレッチの場合は、どんなメニューを取り入れたらいいのか、わからないからだったりするんですよね。そういうときは「ストレッチをやるぞ!」と意気込まずに、作業と作業の合間の息抜き的な感じで、気楽にストレッチ動画を流しながらやっていただけたらOK。正直私も「めんどくさいな~」と思っちゃう日もあるんですけど(笑)、体を動かしたほうが絶対に気持ち良くなるし、次の日の自分がいまよりもきれいになれているはずなので、めんどくさい気持ちよりもケアをしたあとの気持ち良さを想像して、体を動かすようにしています。

―日々のストレッチを「やらないといけないこと」だと思ってしまうと、続けにくいのかもしれないですね。逆に「自分を癒すために自然と続いている」というマインドになれたら勝ちというか。

石井さん:うんうん。楽しんで、無理せず、っていうのが大事です! 私はちょっとしたスキマ時間にマッサージをしたり、動画を編集しながらストレッチをしたりしています。そうすると、トータルで一日30~40分、体をケアしていることになるんですよね。

大事なのは誰かと比べず、自分を客観的に見つめること

―ちなみに石井さんは、ご自身の体のパーツで好きなところはありますか?

石井さん:うーん、しいていうなら、ふくらはぎですかね。バレエをやっていたこともあって、ヒラメ筋がボコっとしているのがずっとコンプレックスだったんです。モデルを始めてから、それがなくなるように自己流で毎日マッサージしていたら、凝り固まった筋肉がほぐれ、一年ほど経ったころにほっそりしてきて。あのヒラメ筋があったからこそ、いまはちょうどよく引き締まって見えているような気がします。

 
▼「ふくらはぎを細くするマッサージ方法」の動画はこちらをチェック!

 
―そんな経験が動画の内容にも反映されているんですね。石井さんがファンの皆さんに信頼されているのがわかるような気がします。ちなみに理想のスタイルはあったりするのでしょうか?

石井さん:「この人みたいになりたい!」というのはなくて、「過去の自分と比べたときにベストでいたい」という感じです。自分の体をよく観察して、より好きなスタイルに近づけていきたいかな。骨格や筋肉って人それぞれ生まれ持ったものが違うので、人と比べて落ち込むのではなく、自分をもっと良くするって考えたほうがモチベーションも上がると思うんです。

私はモデルの撮影やYouTubeで自分の姿を客観的に見る機会が多いので、「ここをもっと変えたいな」と思うこともあります。でもそこで凹むんじゃなくて、どうなりたいかを考えるようにしています。ちなみにいまは、ふくらはぎの外側が少し張っているなと思っていて。理由を考えたら、私は歩くときに足の小指に体重をかける癖があるんです。だから歩くときには親指側にもちゃんと力をかけるように気をつけています。すごく細かいですけどね(笑)。

―たまに、写真などで自分の姿を見て、「こんな体型なの!?」と目をそらしたくなってしまうこともあるけれど……(笑)。石井さんのように、客観的に自分の体型と向き合って改善点を見つけていきたいと思いました。

石井さん:現実を見るのって怖いですよね(笑)。でも、まずは気がつかないと変えられないので、家でも鏡で全身をよく観察するようにしています。その代わり、家では体重は一切測らない! 数字じゃなくて見た目で把握して、「太る前に気がつく」といった、予防的な考え方でいます。

「生きているだけですでに頑張っている」。そんな自分にストレッチのごほうびを

―石井さんは、30代を迎えてから体の変化とはどう向き合っていますか?

石井さん:30年生きていると、「自分はこれを食べるとこうなる」とか「この動きをするとこうなる」って、ある程度わかってくるので、20代前半のころよりも、30代になってからのほうが、体型も含めて自分自身を上手くコントロールできている気がします。これは、年齢を重ねること自体をポジティブに捉えているからかもしれないですね。その時々に「ベストで気持ちがいい自分」でいられたら、OKなんじゃないかなって思います。

―確かに、自分のいい部分や好きな部分にも目を向けると、歳を重ねたときの変化をもっとポジティブに捉えることができそうですね。

石井さん:うんうん。「できていないな」って思うんじゃなくて、「今日も頑張った、その体と心をどうやったら癒せるか」を優先して生きてほしいです。責任を持って仕事をしていたり、毎日家事や育児をしたり、生きているだけですでに頑張っているし、年齢を重ねるごとに、できることがめちゃくちゃ増えてる!って思いませんか? ストレッチやマッサージは毎日の自分へのごほうび。「気持ちいい~~!!」と思いながらしてみて欲しいですね。

CREDIT
取材・文:山越栞 写真:藤原葉子 編集:HELiCO編集部+ノオト
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