こんにちは。ライターの井口エリです。物心ついたころから体が硬かった筆者。過去に何度もストレッチやエクササイズを始めてみるものの、毎回いつのまにかやらなくなっていました。そんな筆者がストレッチ系Youtuberのオガトレさんに、体が硬い人でもできるストレッチを伝授していただき、HELiCO編集部のメンバーとともに1か月間実践してみました。
実際に1か月続けたうえで感じたストレッチを行うメリットをはじめ、気軽にできるストレッチの方法、実践結果まで詳しくお伝えします。
- 教えてくれるのは・・・
-
- オガトレさん
- 理学療法士・ストレッチ系YouTuber
宮城県生まれ。理学療法士として急性期病院にて、脳外科、整形外科、呼吸器、がん、スポーツ外来のリハビリに従事。その傍らトレーナーとしてインターハイや国民体育大会へ同行した。現在はYouTuberとして 「体が硬くて困っている人をゼロにしたい」を信念に動画を配信している。チャンネル登録者数は開始後2年で60万人を突破し、今も日々伸び続けている。
YouTube:https://www.youtube.com/@ogatore
①大臀筋(おしりの筋肉)が伸びるストレッチ
- 体育座りをする
- 片方の足の膝を立て反対の足(足首あたり)を乗せる
- 膝を立てている足を、おしりにできるところまで寄せる
- 胸を張って、そのまま30秒キープ(★写真の状態)
- 反対の足も同様に行う
②ハムストリングスの遠位(膝裏寄りの筋肉)が伸びるストレッチ
- 仰向けに寝る
- 両足を伸ばしたあと、右足を上げる
- 太ももの裏側を両手でつかみ、その状態で右足をさらに天井に向けて伸ばす
- そのまま30秒キープ(★写真の状態)
- 反対の足も同様に行う
③ハムストリングスの近位(お尻寄りの筋肉)が伸びるストレッチ
- 左膝をついて右足をまっすぐ前に出し、かかとを床につける
- 両手を太ももに置いて胸を張る。ピンと膝を伸ばしたまま、体を前に倒していく
- そのまま30秒キープ(★写真の状態)
- 反対側も同様に行う
④ハムストリングスの遠位(膝寄りの筋肉)が伸びるストレッチ
- 左膝をつく。右足を前に出して、かかとを床につける
- 体を丸めながら胸と太ももを近づけて、手を床につける。きつい場合は膝を曲げてもOK
- そのまま30秒キープ(★写真の状態)
- 反対側も同様に行う
⑤大内転筋(ももの内側)が伸びるストレッチ
- よつんばいになり、手をついたまま両膝を左右に少しずつ離していく
- 両膝をできるだけ離し、腰を反り気味にする
- そのまま30秒キープ(★写真の状態)
※もっとできそうな人は下記の方法を!
- よつんばいになり、ひじをついてお尻を後ろに突き出す
- 両膝を左右にできるだけ離す。腰は反り気味にする
- そのまま30秒キープ(★写真の状態)
⑥これまで伸ばした筋肉を、すべて伸ばすストレッチ
- 足を肩幅の倍くらいに開く
- 両ひじを太ももの上に置く
- その状態で頭を下げて、おしりを天井に突き上げるようにする
- そのまま30秒キープ(★写真の状態)
★オガトレさんのストレッチはこちらの動画でも確認できます。今回教えていただいた内容と一部同じ内容のストレッチが紹介されています。
【最新版】 もも裏が『超』硬い人向け!体がどんどん柔らかくなる7分ストレッチ!【座り姿勢改善+腰痛やひざ痛解消にも◎】
毎日続けるためには「無理をしないこと」が大事
1か月間、ストレッチを実践してみました
ストレッチを1か月間実践する一番のハードルは、「毎日続けること」。ストレッチの習慣がない4人が続けていくために、チャットツールを利用して、お互いに報告し、励ましあうことにしました。結果、誰ひとり脱落することなく1か月終了! なお、風邪を引いたり、ちょっと調子が悪いと感じたりしたときには、無理をせず休むようにしました。
どれくらい体は柔らかくなった? ストレッチ実践の結果は?
指先を床につけるのが精一杯だった1か月前。日々の積み重ねでこれだけの変化が……!
「体が硬い」は改善できる!
物心ついたときからずっと体が硬いし、もう仕方がない。そうあきらめていましたが、意外と簡単に体質が変えられることに驚きました。この機会がなかったら、このまま「仕方がない」で終わっていたかもしれません。今回、ストレッチの習慣がついたことは大きな収穫。今後は、この習慣を長く維持できるようにしたいです!