毎日、誰もが当たり前のように排泄している「尿」。体調や年齢によって個人差はあるものの、成人になると1日あたり1.5リットルほどを排尿しています。しかし、尿が体のなかでどのようにしてつくられているのか、そしてどのような役割を担っているのかをきちんと理解している方は少ないのではないでしょうか。本記事では、普段あまり目を向けない「尿」にまつわる基礎知識や豆知識をお伝えします。
- 尿は健康のバロメーター!?おうちでできる尿観察
-
毎日何気なく繰り返している排尿。その尿をしっかりと観察している方はどのくらいいるでしょうか。「すぐ流すおしっこをわざわざ観察しないよ」「特に何も考えずに流していたかも……」という方が多いと思いますが、じつは尿には「健康のバロメーター」ともいうべき、たくさんの情報が詰まっています。https://helico.life/monthly/221112nyonayami-kansatsu/
本記事では今日からすぐに自宅で始められる尿観察のポイントをご紹介。これを機に尿を「見ず(水)に流す」習慣を変えてみませんか?
- 1日何回トイレに行く?頻尿の定義と原因、対策を解説
-
日中トイレに行く回数が増えたり、就寝中に尿意を感じて何度も起きたり、「もしかして?」と思っても、なかなか人に相談しにくい「頻尿」の悩み。じつは、日中の頻尿に悩む方は約3000万人、夜間の頻尿に悩む方は約4000万人を超えるといわれています。頻尿そのものが命にかかわることはありませんが、QOL(生活の質)を著しく低下させる可能性もあり、きちんとケアをすることが大切です。https://helico.life/monthly/221112nyonayami-hinnyo/
本記事では、そもそも頻尿とは何なのか、どのような原因で起こるのか、また、改善方法についても解説していきます。
- ひとりで悩まないで。尿もれの原因・対処法を解説
-
自分の意思とは関係なく起こる「尿もれ」。頻尿と同様に、QOL(生活の質)の低下にかかわる、非常に悩ましい尿トラブルのひとつです。「知られたくない」「恥ずかしい」という思いから、医療機関に行きづらいと感じてしまう方も多いはず。しかし、40歳以上の女性の4割以上は尿もれを経験しているとの報告もあり、実際には男女問わずもっと多くの方が尿もれに悩んでいると考えられています。https://helico.life/monthly/221112nyonayami-more/
本記事では尿もれのタイプや原因、対処法を解説するとともに、医療機関で行われる治療の概要についても紹介します。悩んでいる方はもちろん今は大丈夫という方も、尿もれのこと、きちんと知ってみませんか。
- 教えてくれたのは・・・
-
- 吉田 正貴先生
- 桜十字病院 上級顧問・泌尿器科医長
すっきりぐっすり排尿外来を開設。
1981年熊本大学医学部卒業。1987年同大学院医学研究科修了。熊本大学医学部泌尿器科准教授、国立長寿医療研究センター手術・集中治療部長などを経て、2017年より同センター副院長、泌尿器外科部長。2021年より桜十字病院上級顧問、泌尿器科医長。日本排尿機能学会元理事。「夜間頻尿診療ガイドライン[第2版]」の作成委員長をはじめ、各種排尿障害ガイドラインの作成委員を務めた。