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飲みすぎ
ふだんの飲みすぎ度CHECK
厚生労働省は、日本人において健康に与えるリスクの少ない「節度ある適度な飲酒」の量を、「1日平均純アルコール20g程度(女性や高齢者、お酒に弱い人はその約半分)」とし、これを超える量の飲酒は心身の健康リスクを高めるとしています。わかりやすくビールで置き換えてみてみると……。
アルコール依存症に至る酒量は個人差が大きく、量の目安はありません。次の項目で2つ以上当てはまれば、依存度が高まっている(量とは別の観点からみた「飲みすぎ」)と言えます。
- □実は「お酒の量を減らさなきゃいけない」と思っている・思ったことがある
- □お酒を飲むことを非難されると腹が立つ
- □お酒を飲むことにうしろめたさを覚えるときがある
- □苛立ちを抑えるためにお酒を飲んだり、迎え酒をすることがある
※「節度ある適度な飲酒量」は、個人差や遺伝的な影響を考慮しない、日本人全体の平均的な量の目安です。また、あくまでお酒を 「飲む場合」の目安であり、お酒を好まない人や飲みたくない人に飲酒を勧奨するものではありません。
【監修】吉本 尚 先生
(筑波大学医学医療系地域総合診療医学准教授)
従来精神科で行われてきたアルコール依存症の治療を総合診療医の視点から行う、アルコール関連障害診療のエキスパート。大学病院内などに「アルコール低減外来」を開設している。
ヘルス・グラフィックマガジンvol.42
「飲みすぎ」より転載(2021年12月15日発行)