間違いだらけのやせないダイエット
意気込んでダイエットを始めたものの、なぜかやせない…。それはやり方がちょっと間違っているのかも。やりがちなダイエットの誤解を解いていきましょう。
![お菓子を手放せない代わりに食事を抜く](https://helico.life/assets/uploads/2024/12/machigaidarake_no_yasenaidiet_img01.png)
3食しっかり食べることを優先
女性に多いのが、食事より間食でエネルギーをとりすぎているパターン。代わりに食事を抜くと、お腹が空いてさらに間食を食べすぎる悪循環に陥りがち。1日3食を規則正しく食べつつ、間食は1日200kcal以内を目安に。
![糖質は太るから食べない](https://helico.life/assets/uploads/2024/12/machigaidarake_no_yasenaidiet_img02.png)
代わりにおかずを食べたらやせない
ダイエットで意識したいのがエネルギー保存の法則。特定の栄養素を減らしても、ほかの栄養素で補ったら体重変化にはほとんど影響ありません。体の主なエネルギー源である糖質は食事の50%程度にし、総エネルギー量を控えるほうが◎。
![「体にいいもの」はいっぱい食べてもいい](https://helico.life/assets/uploads/2024/12/machigaidarake_no_yasenaidiet_img03.png)
エネルギー過多になれば太る
いわゆる健康食品やヘルシーそうな食べ物も、それだけを食べれば健康になることはありえません。むしろ、食べすぎはエネルギー過多や栄養素が偏る原因に。まずは1日3回の食事で栄養素をバランスよくとることが優先です。
![ダイエットはいつも短期集中](https://helico.life/assets/uploads/2024/12/machigaidarake_no_yasenaidiet_img04.png)
急激なダイエットはその後さらにやせにくく
急激なダイエットはリバウンドしやすく、その後残るのはますますやせにくい体です。なぜなら、急激にやせると脂肪と一緒に筋肉も減り、基礎代謝量が減少するから。体重の3%を3〜6カ月かけて落とすのが理想のペースです。
![水をたくさん飲めばやせる](https://helico.life/assets/uploads/2024/12/machigaidarake_no_yasenaidiet_img05.png)
飲みすぎはかえって体によくない
水を短時間に大量に飲むと体のナトリウム濃度が低下し、低ナトリウム血症を引き起こすおそれが。疲労感や頭痛、嘔吐などの症状を招き、最悪の場合は呼吸困難で死に至ることもあります。水分量の目安は体重や活動量によって変化しますが、成人の場合、飲み水は1日あたり1.2LほどでOK。無理してたくさん飲む必要はありません。
![宮崎 滋 先生](https://helico.life/assets/uploads/2024/10/miyazaki_profile.png)
【監修】宮崎 滋 先生
(結核予防会 総合健診推進センター 所長)
肥満症治療のエキスパート。生活習慣病の治療や、予防のためのアドバイスを行っている。日本肥満学会指導医・専門医、日本糖尿病学会指導医・専門医。
![食べすぎ](https://helico.life/assets/uploads/2024/10/tabesugi.png)
ヘルス・グラフィックマガジンvol.53
「食べすぎ」より転載(2024年9月17日発行)