今の己の「かぜを読む」が肝心！かぜの漢方薬よろず指南

【漢方医学の豆知識】

漢字で「風邪（ふうじゃ）」と書くとおり、漢方医学でかぜは「邪気が風や寒さにより体に入った状態」と考えられています。かぜのときは、屋外の冷たい風やエアコンの風など、「風」に直接当たらないように気をつけ、寒さ対策をし、体をよく休め、常温～温かい飲み物でしっかり水分を摂るようにしましょう。

なお、漢方薬は「長期間飲まないと効かない」と考える方もいますが、かぜ症状に漢方薬を使用する場合には、長く服用を続けず、症状が治まったら速やかに服用を中止するのが正しい使い方です。

【お薬選びに迷ったら…】

漢方薬に限らず､店頭の薬剤師や登録販売者(薬の知識をもったスタッフ)に相談を｡意外に知られていませんが､調剤薬局の薬剤師に市販薬の相談をするのもアリ｡いつもお薬をもらう「かかりつけ薬局」があればそちらへ、かかりつけ薬局がない場合でも、飛び込みで相談して構いません。“実は一番身近にいる医療者”を上手に頼ってくださいね。